4/5 ROCK IT BABY! vol.3

7、8年ほど前、タフセッションのライブを初めて観た晩のことは良く覚えてる。渋谷のライブハウスだった。
最初の2、3曲が始まってしばらく、僕は鉄ちゃん(ロッキングタイム/ベース)と顔を見合わせては、オドロキ、アキレテいた。余りに素晴らしかったから。コーヘイのヴァイオリンに心洗われるようだった。
いま(2013年)とはメンバーやレパートリィも違うけど、彼らの本質は変わってない。
帰り道、僕は「こーゆー音楽、即ちロックステディやレゲエを日本語で展開するのは、あいつらに任せれば良い」とさえ思った。
その後「本邦初の日本語オリジナル・ロックステディバンド・ロッキングタイム」は本当に解散してしまった。
タフセッションのライブは沢山観てきたけど、常に最高だと思う。本人的にはそうは思えないだろうけど、本当に最高なんだから仕方ない。
常に素っ裸で、気取りがなくて(同じか)、いつの間にかその場にいる人を自然にひとつにしてしまう魔力のよーなものをコーヘイは持ってる。うらやましいけど、僕にはとても真似できないし、別のやり方で「自分なりのブルース」を発信するしかない、って思ってる。
そのあたりの現状を、是非目撃されたし。