ocha-uke2006-07-28

九州から帰ってきて、軽い夏風邪をひいてしまった。東京は七月というのに五月並みの涼しさ、というか肌寒さが続いてすっかり調子を崩してしまった。小倉は暑かったし。気温差10度以上?しかし自分の家で寝られるだけで随分と恵まれているのかも。
ある日突然、濁流が自分の家を押し流してしまったら、と考える。そんな悲惨な目にあってしまったら。
古い写真や手紙、免許証や保険証、レコードやパソコン、大事にしている帽子、いきなり狂ったように咲き出したミニ薔薇や何やかや、そんなものが一瞬にして泥に飲み込まれてしまったら。
やっぱ楽器は痛いな。相棒のよーな数本のウクレレやギター。大事なギブソンの125はおおはた君のところにある。しかし国立がそんな風になってしまうなら、下北沢だって安全とは言えない。
しかし自分が「生きてる」ことを前提にして考えてるんだから我ながらオカシイ。

こないだやや年配(失礼!)のお客さんに握手を求められた時「まあ、なんて柔らかい手なの!」と言われてしまった。
確かにここ数年「ウクレレより重いものを持ってナイ」から僕の手はオンナみたいに柔らかくスベスベしてる。
肉体労働をしながら音楽をやっていたマディ・ウオーターズやギャビーの手はきっとガサガサ、ゴツゴツしていて、弦を押さえたときいい音がしたろう。うらやましい。