クラゲ!

葉山オアシスでのライブを楽しく終え、友人の家に泊まらせてもらった翌朝。
朝の爽やかな空気のなか、ひと泳ぎしようと海パンにゴーグルの出で立ちでみんなで連れ立って浜へ。「立秋」の声を聞いた途端、律儀に?涼しくなったナァ。薄曇りの空にはアキアカネがたくさん。水もちょっと冷たいみたい。
でも今年最後の海水浴かもしれないし、と思い頭から海面に飛び込んだ。「ウワー、水キレイだなぁー」と思ったのもつかの間、目に飛び込んできたクラゲ、クラゲ。一辺が3センチほどのナタデココのような立方体の四隅に触手が四本ぶらさがってる、その名もアンドン(行灯)クラゲ。日本中でよく見るヤツ。よける間もなくアタマに「ビビビビ!」とスルドイ痛みが走り、すぐに浜に取って返した。
「ちんくい虫ならいいのに…」と思ったがどうもそうじゃない。「ちんくい虫」はカニ、エビ等の甲殻類の幼生(ゾエア)で、刺されると痛いが、クラゲに比べれば症状は軽い。土地の人に教わった。
刺されたとおぼしき右側頭部はどんどんタンコブ状に腫れてきて、ビリビリと痛い。海水浴はあっさり中止。夏よ、さらば。
以前TVで「クラゲに刺された時は酢をかけるのがよい」とやっていたのを思い出し、そうしてもらった。しかし腫れはいよいよ盛り上がり、鏡で見るとアタマの輪郭がアシンメトリーになっている。右の頬には赤いヒキツレのようなものも浮いてきた。患部を見せるとみんな「ウワー、こりゃひどい…」
「今晩ライブなのに…」我ながらどんどんしょげているのがわかって少し可笑しい。アタマの中もズキズキしてきた。
しかし応急処置が功を奏したらしく、あまりヒドイことにはならなかった(Sさん、「手当て」を本当にありがとう!)。「魚佐」の美味しいランチもしっかり食べたし。下北沢に着く頃にはクラゲ事件を「ネタ」にできるくらい回復。みなさま、ご心配おかけしました!そもそも、そんな大事な日に泳ぐんじゃないって?だって泳ぎたいじゃん…