東京ランデブー!

ocha-uke2006-05-29

僕は最近またバンドを始めた。バンド名は「今野英明と東京ランデブー」。ハッキリ言って恥ずかしいバンド名なんだけど、ムカシ臭いカンジが気に入ってもいる。
事の始めは去年の暮れに行われた「三木鶏郎トリビュ−トライブ」。トリローさんは日本のポップスの開祖とも言えるヒトで「冗談音楽」を標榜し、膨大な数の名作を残した偉大な音楽家
 
自身のソロアルバムの件で会う機会の多かったトリローライブの音楽監督鈴木惣一朗さんに「今野君、今度こんな企画があるんだけど誰かいいベーシスト知らない?」と聞かれたときすぐに思い出したのは若手ジャグ/ジャイブバンド「ヤング☆ナッツ」のベース、クマサカだった。
「思い当たるヤツがいるので今すぐ電話してみましょう!」その何秒か後に歴史的な(?)邂逅がなされた事は言うまでもない。

クマちゃんは目出たくベーシストの座を射止め(なにせ細野晴臣さんや坂本冬美さんのバックを務めることになるのだから)、年の瀬に銀座の博品館劇場で三日間行われたライブは盛況のうち無事幕を降ろした。
しかし打ち上げの席で歌いまくり、裸踊りをしながらも僕は「オワリ」より「ハジマリ」を強く感じていた。
演出上の要請もあったにせよ、いちゲストボーカルにも関わらず「素晴らしいトリローさんの世界を我々が受け継いでゆきます!」的なコメントを公衆の面前で述べてしまった以上、やりっ放しではいられない。
それに何より「こんなに楽しく、豊かで、カッコイイ音楽が日本にあったんだ」という事実に打ちのめされていたんだ。

打ち上げの席で僕は夢中でクマサカに語りかけていた。「ライブは終わったけど、せっかく曲も覚えたんだし、オレらで、有志で、トリロー青年部やろーよ!」
それから数えること半年、6人のメンバーがここに集まった。リズムセクションはウオッシュボードの久保勉、バンジョーのこしいしわたる、ベースの熊坂義人の3人fromヤング☆ナッツ。アコーディオンに「素」のスパン子。スライドギターにハンバートハンバート、キッチンの安宅浩司。そしてボーカル、ウクレレが僕、今野英明である。
このバンドの素晴らしいところはあまり電気を要しないところ(ストリートやろーぜ!)、そして全員が歌えるところである。

われわれは、良い音楽をお届けするため、意欲に燃えております。どーぞ貴方の街に呼んで下さい!2度目のライブは6/10(土)、津田沼タンポポカフェ(047−454−8977)です!!