せち焼きって知ってる?

ocha-uke2010-04-15

暖か〜い紀州から帰ってきたら凍りつくような雨。次の日はぽかぽか。そしてまた凍り。というわけですっかり体調を崩し、ひさしぶりに熱まで出してしまった。でももう、大丈夫。たぶん。
行くのを楽しみにしてた和歌山市駅前「世界一統酒場」は去年閉店してた。残念!
ガラスケースに並んだシブイお菜(フカの辛子酢みそあえ、とか)を選ぶ楽しみ、給仕してくれる上品なお婆さん…などと思い出していたら銀座のバー、ロックフィッシュ(ハイボールの美味しいお店、酒に関する本がたくさんある)でたまたま手に取った太田和彦氏の「ひとり旅 ひとり酒」という本にこの店のことが写真入りで詳しく紹介されていた。
日本酒「世界一統」の名付け親は当地を訪れた大隈重信公で、蔵元はあの博覧強記の大学者「南方熊楠」の生家だったらしい。へーえ、知らなかった。金沢のおでん屋「菊一」も載ってるし、趣味合いますね、太田さん。

ある日ある時

ocha-uke2010-03-10

フェリーニの「道」をじっくり観たいと思い、滅多に行かないレンタル店で借りて観ていた午後。何気なくつけたテレビのニュース番組で男子フィギュアの高橋選手がその「道」(ニーノ・ロータ作曲)のテーマ曲でオリンピックに出場、見事メダル獲得。もちろん何の関係もないけど何となく嬉しい気持ち。


*今年初遠征の大阪、楽しかったな。ひさびさにバンドでロックステディを歌いまくったりして。心斎橋付近で僕の好きな店は浪速うどんの「川福」、大阪らしい食べ物なら何でもござれの「味穂」、鰻谷のアーシーな焼き肉店「味希」、ラーメン神座向かいの小路を入ったところにある「スタミナ鍋」など。「スタミナ鍋」はいわゆるモツ鍋で、通天閣もかくやというそそり立つニラのタワーが見物。初めて入った時にはルーズソックスの女子高生のグループがこの鍋をおかずに白飯をバンバンおかわりしていて「大阪ってすごい!」と思ったものだった。


*名前を言えば日本人なら誰でも知ってるアイドルグループの次期リリース作の作曲コンペに参加しないか、という誘いを受け、急遽曲作り、レコーディング。採用されるのは「宝くじに当る」くらいの確率らしい。自分としては新たな作風で気に入ってます。いつか日の目を見るかな?


*散歩圏内に古いものを扱う店が次々にできて、とても楽しい。写メはその中の一店で購入した70年頃のフランスの壜。アンティークとは言えないにしても40年前の品とすれば(僕と同い年くらい?)古くないこともない。安かったし。ガラスのかたちが少しいびつだったりして愛せる感じ。何を入れようかな。


*42才になって初めて見た夢は「屋台に並んでおにぎりを買う」夢だった。鮭のおにぎりがすごくうまそうだったんだけど、列はどんどん長くなり、かぶりつく前に目が覚めた。正夢?じゃなければいいんだけど…

急に食べたくなって

ocha-uke2010-02-04

お好み焼きを作ってみた。キャベツを刻んで、卵、かつぶし、干しえび、紅ショウガ、薄力粉と少量の水をボウルでざっと混ぜる。欠かせないのは紅ショウガで、これは舌が真っ赤に染まるケミカルなヤツじゃないと面白くない。
そもそもお好み焼き、もんじゃ焼きの類いは物資の乏しき折、クズ肉、クズ野菜等をメリケン粉で伸ばしてカサ増しした貧しく、侘しい食べ物であって、駄菓子の類だ。しかしそこが良いのであり、上等の出汁を使ったり、山芋おろしを加えてフンワリさせる等はかえって好趣をそぐというものだ。理想は幼い頃夜店で食べたキャベツだらけの、肉なんか申し訳程度にしか入ってない粉っぽいあの味である。
フライパンに油を熱し、先ほどの種をまあるく伸ばした上に豚コマを乗せ、頃合いを見計らって「エイヤ!」とひっくり返す。コマ肉がカリカリに焼けたら再度ひっくり返してマヨネーズ、かつぶし、ソース、青のり(今回はもみのりで代用)一味唐辛子を振ってはふはふ食べる、と。
もちろんビールに合う予想通りの味で満足。おひとついかが?

東京ではひさびさの、積もりそうな雪。直りかけの風邪をこじらせたくないので部屋にこもってたいけど、所用あり完全防備で近所のコンビニまで。
見慣れた景色が雪景色に変わっていて、ワクワクする。明日の朝、東京はパニックだろうな。電車の不通やら。
しかし普段、雪を見た事のない東京の子供達は別の意味でパニックだろう。嬉しすぎて。泥の混じった汚い雪ダルマをこしらえたりして。
温暖化?本当かな。もっと降れ!